せっかく購入した投資向け金融商品がその後値下がりを続け、資産を減らしてしまう人も少なくありません。そこで考えたいのが、分散投資です。分散投資は低リスクで長く資産運用できるのがメリットでもあります。ゆったりとした気持ちで運用を続けられるため、精神的に楽であるのも魅力的な点です。 分散投資の基本として、幅広い金融商品を扱うようにします。たった1つの金融商品に資金を集中させるのはよくありません。リスク分散ができないからです。1つの金融商品に集中するやり方は、短期的に資産を増やせるメリットがあります。その金融商品にバブルが発生すれば、またたく間に保有商品の価値が高くなるからです。しかし、その金融商品を購入した後、一気に人気が無くなれば資産価値が大きく下がってしまいます。それが原因で、再び上昇するまで多額の資金を拘束されたり、手放して大きな損失を被る結果になりがちです。分散投資ならこの手のリスクが少ないため、比較的安全に資産を守れます。 分散投資のやり方ですが、まず取引する金融商品を考えます。投資できる金融商品の種類の代表的なものが、株式と債券、投資信託、年金や保険、そして預貯金です。株式は比較的リスクが高いものの、大きなリターンを得られるのが魅力です。債券は国債や社債が当てはまります。株式ほど大きな利益は狙いにくいですが、国の破綻や会社が潰れなければ資産を守れる場合が多く、比較的安全に資産を増やせるのがメリットです。投資信託は株式や債券、不動産など各種投資向け商品をパッケージ化して1つの商品で分散投資できるため、株式よりもリスクが低めだとされます。年金や保険は老後の資産形成の他、病気や怪我・事故などで費用がかかる場合の備えとして役に立ちます。 投資する地域の分散も考えます。好景気、不景気は国ごとに違う場合が多いためです。国単位で分散するやり方の他、先進国や新興国などの分類で分散するやり方も使えます。 預貯金で考えるなら、通貨を分散するのがおすすめです。円や米ドル、ポンドにトルコリラなど、為替相場や金利の変動を見ながら取引を行います。外貨預金や外貨建MMFなどで運用可能です。 地域や商品の種類で分散投資する考えは比較的多くの人がやっていますが、加えて時間の分散も行うとよりリスクを抑えられます。金融商品の将来の価値は誰にもわかりません。そこで、一定間隔で一定額をもちいて売買する積立が使えます。時間の分散が容易にでき、便利です。